「融和」

明るい笑い声が空間を満たし
やさしい風と光が通りぬける
もちろんそこには すてきな音楽が・・・
ここに来るとみんなひとつになってしまう

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建築家小畴弘一先生が、
教室の建物ができたときに、
贈ってくださったメッセージです  



●小畴弘一先生は2008年5月に逝去されました。建築というお仕事を通して、私たちの教室に大きな力をあたえてくださった、ほんとうに素敵な先生でした。建築と音楽と違う分野ではありますが、「一流の仕事」をするということを、間近に見せて頂けた事は、私にとってかけがえの無い経験でした。そして、これは建築というお仕事の素晴らしさですが、先生が去られた今も、この「音楽の家ハルモニア」の建物は、生きて皆に力をあたえ続けてくれています。
どうぞ皆様も、教室の建物から、建築家小畴先生の素晴らしい「仕事」と、私たちの教室を暖かく見守ってくださった、優しい「心」を感じ取ってみてください。

◆「追悼 小畴弘一先生」 2008/7/16記へ

 


ハルモニアに集う人々

こどものための音楽の家ハルモニアは、1997年にスタートした音楽教室です。
正確に言えば「複数の音楽教室が集まる、全体」が、ハルモニアです。

音楽やアートを愛する人たちが集う場所をつくりたい、という思いが、この教室をつくる始まりでした。
建物は、新潟市の建築家、小畴弘一先生の設計によります。
小畴先生はこの建物に「融和」という作品名を付けてくださいました。
『融和=ハーモニー』という意と伺いました。
それで、この建物を使った活動全体の名前として、ハーモニーの語源、
「ハルモニア」と名付けました。

現在、ハルモニアには、私のほかに四人の音楽家の方が教室を開いています。
この先生方とは、様々なご縁で知り合うことができました。
専門のジャンルも、勉強してきた道のりも違う皆さんですが、音楽と教育に対する真剣な気持ちに共感の持てる、すばらしい音楽家の仲間です。

それぞれの教室は、独立した団体で、自由に活動しています。
しかし、一つの場所に集うことで、お互い刺激を受けたり、音楽の情報交換をしたり、単独の教室では得られない広がりが、生まれるように思います。
時には共同でコンサート等企画したりすることもあります。

先生方、生徒の皆さん、ここに集まってくださるすべての方々との、
素敵な出会いに 感謝するとともに、
これからも、もっと、この「和」が広がって行くことを願っています。

                 こどものための音楽の家ハルモニア 
                           
高橋 育世

 ■続きハルモニアについて、2)「ハルモニアができるまで」へ

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